このまま手をつないで

既婚、ビアンカップルな私と彼女。


言葉足らずな私と寂しがりやの彼女、
何度も離れて、でもまた繋がって。


毎日の何気なかったり
結構な修羅場だったり(笑)

そんな二人の出来事を
呟いていけたらと思います。

2人の、始まり。-vol.3-

再びやり取りが始まったあたし達。


まあ、やり取りとはいっても

たまにラインで話すくらいだけど。


正直、恋人関係を解消してから、もう7年以上たっていたし



みゅうがどんな風に思っているかもわからなかったから



このまま、ふんわりとなんとなく

また、みゅうがしんどくなるまで続くのかな。

みたいに思っていた。



そんな時


年明けにある


大好きなアイドル君のソロコンに

見事当選。



小さなライブハウスだし

まず無理と思っていたから



もうビックリで。


慌てて、家族に事の次第を

話してお願いしたら


なんとか了承してもらえて

一安心。



そんなこんなで

思いがけず


私は、みゅうの住む街方面に

出掛けていくことになった。




なかなかいけない場所だから

せっかくなんで

いくつか予定もいれて。




さて



みゅうに、言うべき、かな。


泊まり、は無理でも


夕飯一緒、できないかな。



いやいや、いまさら

どんな顔して会ったらいいんだ?




そもそもみゅうも働いてるし

平日だし



会えるかもわかんないし、な。





もやもやと考えながら



日にちばかりすぎていく。



数日後、ラインでのやり取りを

している時



サラッと



今度そっち方面のライブ、

いくんだー。とふってみた。



「えーそうなんだ!」



『良かったらさ、ご飯でもしない?』



日にちを話してみる。



「あ、その日ちょうど休みだー。」



『え、平日だよ?』



「月に何日か平日休みあるの。」




『あ、じゃあご飯できるかな。』



「……あたし、そんな都会から

夜遅く一人で帰るの怖いなー。

ねぇ、泊まっちゃだめ?」




『……え?』



「あ、りこが嫌ならいいんだけど。」




えーと。


これはどっちなんだ?



もう、友達だから

なんの問題もないと思ってんのか?



それとも


今でも、あたしを




いやいやいや


あれから何年経ってんだよ。




ってかそもそも、



私自身がどうしたいのかも


よく分かってないのに。




『みゅうは、いいの?

一緒に泊まっても。』




「うん、帰るの怖いからさ。」




あ、それな。



それが理由、か。うん。



じゃあ、そういうことに

しておこう。うん。



みゅうの真意は分からないまま


とりあえず、

シングルをキャンセルして



ダブルに変更。



あ、いや


ツインでも良かったんだけど。



やましい気持ちがなければ

逆にダブルでも問題ない、はず。



よね?



その後もなんとなく



その辺りをぼかしながら



当たり障りない話に終始しつつ



当日を迎えました。




あー


次で、最後です(笑)多分。

2人の、始まり。-vol.2-

仲直りしてから


みゅうとのやり取りが復活して。



でも、自覚した自分の気持ちを

はっきりみゅうに伝えることは

さすがにできなかった。


だって、女同士だよ?



やっぱりそこは


どんなに仲良くなっても


そうは理解される域ではない、から。





とはいえ



最初に出会って仲良くなった時から



かなり早い段階で


みゅうは、あたしにべったりだった。



他の子と仲良くしてると


分かりやすく、機嫌が悪くなる。



自分を特別に思って欲しい、

っていうオーラは


かなり出してきてた。



うん。好かれてはいる。絶対。




住んでる地域柄か


普段の話し言葉も、男子っぽい私。



自覚する前からふざけて、



そんなこというと押し倒すぞ( ̄ー ̄)



とか



あたしが男だったらみゅうと

付き合ってるわー



とか



言ってはいて



感触も、悪くなかった。





なので





あたしの中の


みゅうへの感情を自覚した時から



何気に



本気を挟む作戦(笑)に出てみる

ことにした。



電話のやり取りの時



ちょっとマジモードで



みゅうと話してると、マジ楽しい。


って囁いてみたり。



伝わるかな、伝わってるといいな。




なんて思いつつ。




そんなある夜




あれは、メール、だったと思う。けど。←いかんせん9年前なんで

若干あやふや∑(゚Д゚)

みゅうに怒られるな(笑)




やり取りしていたら

なんか、いい感じになったんだ。



みゅうも、


すきすきオーラ、いっぱい出してきて。


それが女子高のノリなのか


あたしと同じ気持ちなのか



分からないけど



勢いで、言ってみた。




なあ、キスしていい?



そしたら、



…うん。


って返信が。






え?


いいの?



聞いたあたしが慌ててしまって。




いいよ、りこにならされても。




え?それって



え?






後から聞いたけど



みゅうは出会った頃から


あたしのことが好きだったらしい。




だから





誰にでも←みゅう談∑(゚Д゚)


調子いいこといって←みゅう談((((;゚Д゚)))))))



エロバナしてるりこを見て

ヤキモチ妬いて、それで

ケンカになっていた、と。



いや、みゅうに向けての

本気の口説きワードと



他のジャニ友さんに向けての

リップサービスエロバナは



違うでしょ?まずトーンが違う

トーンが❗️





そんなこんなで

めでたく付き合い出したあたしたち、

だったんだけど。







実はものの8ヶ月ほどで一旦別れて

しまうんです。








なんだけど、


同じアイドルを追っ掛けている訳で


共通の友人もいるし




なんやかやと


縁は続いて





やり取り復活→あたしの言葉や行動に

みゅう凹む→側にいるのが辛い、と言われる→また関係終わる。




みたいな、なんとも言えない

微妙な関係が、何度となく続いていました。





みゅうにとって、あたしとガチで付き合うってことは


また、キツイ思いを

させてしまうだけじゃないか、

って思う反面




あたしは、みゅうとはきっと

完全に断ち切れる事はないんじゃないかと



根拠のない自信を持っていて。




また恋人関係に戻るかは分からないけど



何だか、引き合ってしまう。



そんな相手なんだろうって。





そして、しばらくやり取りすらなかった去年の冬。



あたしが大好きなアイドルのコンサートに県外にでかけていた、その日に。




久方ぶりにみゅうからラインがきた。




久しぶり。


あのね、なんでもなかったら

いいんだけど



りこが、昨日夢に、でてきて。


何だかすごく胸騒ぎがして


連絡してしまいました。



何も変わったこと、ないよね?



急にごめんね。






ちょうどコンサート終わりで



もう幸せで幸せで仕方ない時に


突然届いたライン。




ちょっと変なテンションも手伝って



ソッコー返信した。




そしてまた何度目かの



でも、かなり久しぶりな

やり取りが、始まったあたしたち。




相変わらず、話していると

楽しい。



そして、なんだか


少し、変わった?



前ほど、返信こなくても

すぐに凹まなくなった、みたい。



聞くと




あー、そうかな。

成長したんだよ(笑)わたしも。



そうやって笑う彼女が


なんだか、すごく眩しくて。



久しぶりに、


あの頃みたいに胸がときめいてる

自分に、驚いた。





そして。年が明けて。



あたしたちの時間が


再び動き出す出来事が


起こる、訳で。






長くなったので💦


続きます。

2人の、始まり。-vol.1-

こんばんは。


ここに書くのに


彼女、もなんなので



あたしは りこ


彼女は みゅう



って呼ぶことにしました。





みゅうとあたしの出会いは

9年前に遡ります。





元々同じアイドルが好きで

ファンサイトで知り合いました。



結構毒舌なあたしに

負けずに切り返してくる


一緒に話していて

楽しかったし、頻繁に

やり取りもしていました。



でも、いつからか




なんていうか


楽しいんだけど

どこか、違和感がある。



その違和感が、なんなのか

わからないまま




ある時、ひょんなことから

激しいケンカをしてしまって。



あーもう


このままダメになるかもな。




まあ、いいか、

仕方ない。





基本的にあまり人に興味がない私は

その時はそう思っていたんです。



去る者は、追わない。



今までもそうしてきたし。






なのに



それから数日間



ずっとずっとみゅうの事を

考えてしまう。



会ったこともないのに


なんでこんなに寂しいんだろう。




天邪鬼なわたしは

それでもなかなか声をかけられなくて




でも、意を決して彼女に

連絡しました。



沢山話して


いっぱい泣かせちゃって。




無事に


仲直り、して。




また彼女と繋がれたことが嬉しくて。






その時、気づいたんですよね。



あの違和感の正体に。





あー


あたし、みゅうが好きだ。って。


恋をしてる。って。